予定日を過ぎてもなかなか出てこない赤ちゃん
予定日に入ってもなかなか出てくる気配がなく、41週に入るタイミングで入院することになりました。
このときの私は、「もしかしたら明日には会えるかも♪」なんて、少しワクワクしていたんです。
まさか、こんなに長いお産になるとは思いもしませんでした。
【入院1日目】バルーンでの子宮口の刺激
入院した夕方、まずは子宮口を広げるためにバルーンを入れました。
まだ痛みは強くなかったけれど、「いよいよ出産が始まるんだ」と緊張と期待が入り混じっていました。
夜はなかなか眠れず、赤ちゃんに早く会いたい気持ちで胸がいっぱい。
明日には会えるかもしれない、そんな希望を胸に一日目が終わりました。
【入院2日目】バルーンの入れ替えと誘発剤スタート
翌朝、バルーンを入れ替えて、点滴で誘発剤をスタート。
お昼を過ぎた頃から、少しずつ痛みが出てきて、
「これが陣痛なのかな?」と思うような波がやってきました。
深呼吸をしようとしても、痛みがくると体に力が入ってしまい、
泣いてしまうほどのつらさ。
そんな私に助産師さんたちは、
「大丈夫だよ、息を吐いてね」「頑張ってるね」と優しく声をかけてくれました。
夕方には一度点滴を止めて休憩。
体力が限界に近づいていた私のために、助産師さんが
「少しお風呂に入りましょう」と言ってくれて、お湯を用意してくれました。
お湯につかると、体がじんわり温まって、少しだけ気持ちが軽くなった気がしました。
でも夜になると、不安が押し寄せてきました。
「本当に産めるのかな」「またあの痛みに耐えられるかな」
体は疲れているのに、涙が止まらず、眠れませんでした。
そんな私に助産師さんが、
「つらかったらパパを呼んでもいいんだよ」と優しく声をかけてくれました。
その言葉があたたかくて、でもどこかで「お母さんなのに弱気じゃダメだ」と思ってしまい、
もう少しだけ頑張ろうと自分に言い聞かせながら、長い夜を過ごしました。
【入院3日目】それでも陣痛は来ず、そして手術へ
三日目の朝、再びバルーンと誘発剤を使ってお産を進めることになりました。
「今日こそは産むぞ!…」と陣痛の痛みにも時々泣き叫びながら耐えました。
でも時間だけが過ぎていき、夕方になっても自発的な陣痛にはつながらず。
私の体も赤ちゃんも、もう限界が近づいていました。
そしてついに夕方、「このままでは赤ちゃんが苦しくなってしまう」と判断され、
緊急で帝王切開をすることに。
そのあとの流れは本当にあっという間でした。
手術が決まった途端、スタッフの方々がテキパキと準備を進めてくれて、
気づいたらもう手術室の中。
痛みと疲れでぼんやりしていたけれど、
あの慌ただしさだけは今でもはっきり覚えています。
やっと会えた、小さな命
「おめでとうございます」と声をかけられた瞬間、
涙が溢れました。
やっと会えた。長かったけど、本当に頑張ってよかった。
妊娠も出産も、思っていた以上に大変だったけれど、
それ以上に“命が生まれる”ということが、
こんなにも尊くて、奇跡的なことなんだと感じました。
今振り返ると、あのときの自分に
「よく頑張ったね」「あなたはもう立派なお母さんだよ」
と優しく伝えてあげたいです。


